2017年6月の郵便料金改定で何がどう変わる?わかりやすく解説!

2017年6月1日から郵便料金が一部値上げされることが、2016年12月22日に発表されました。

今回の改定の変更点は3つで、

1 ハガキの郵便料金
2 定形外の料金
3 ゆうメールの料金

です。

私たちがよく使う機会の多い、ハガキ・定形外・ゆうメールの料金改定なので、

「しまった!料金不足で郵便物が返ってきてしまった!」

ということがないように、

・今回の改定で何がどう変わるのか?
・特に何に気をつければいいか?

をわかりやすく解説します!

定形外郵便やゆうメールをちょっとお得に送る方法もあわせてご紹介します!

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2017年の郵便料金の改定1 第二種郵便物(ハガキの料金)の値上げ

まず一つ目の変更点が、ハガキに関する値上げです。

・ハガキの料金が52円から62円への値上げ
・ハガキを出すときの郵便料金も52円から62円になる

という2つが変更になります。

通常、郵便局やコンビニなどでハガキを購入すると、ハガキの表に切手がすでに印刷されていますよね。

2016年12月時点ではまだ、62円ハガキが販売されるかは発表されていませんが、改定にあわせて新たに62円の葉書が販売される可能性は高いです。

そうなると、改定前の葉書は52円分の切手が印刷されていたのですが、改定後は62円分の切手が印刷されるようになり、ハガキを購入する際の値段も1枚62円となるということになります。

もし62円葉書が販売され始めた場合でも、改定前の52円のハガキが手元に残っている場合には、10円切手を追加で貼って62円分にすることで問題なくハガキを送ることができますので安心してくださいね。

さて、次にハガキサイズの郵便物に貼る切手の料金についても見ていきます。

アンケートに答えるときやメーカーに商品の感想をハガキで送るときなどに、自分で必要分の切手を貼って送る場合もありますよね。

その場合も改定前は52円切手を貼れば送れていたのですが、2017年6月以降は62円分の切手を貼る必要があります。

2016年12月現在では、62円切手というのは販売されていませんので、52円切手と10円切手を組み合わせて貼る必要があります。

ただし、料金改定に合わせて62円切手が新たに発売される可能性も十分にありますので、最新情報をチェックしたいですね。

往復葉書の場合も今回の改定で1枚104円から124円に値上げになります。

あと1点、同じハガキの料金でも変更がない特別なものがあります。

それは、年賀状です。

年賀葉書については今回の改定後も52円に据え置きとなります。

ただし年賀状が52円で送ることができるのは、12月15日から次の年の1月7日までに差し出されたものに限られるので、その期間外に年賀状用の葉書を使ったとしても62円分の料金が必要になります。

また、通常の葉書を年賀状として出す場合や、コンビニや文房屋さんなどで購入したキャラクターや絵が書かれた葉書に自分で切手を貼って年賀葉書として出す方もおられるかと思います。

通常の葉書でも、表に「年賀」の文字が赤色で書かれていれば年賀葉書として認められますので、52円切手を貼れば送ることができます。

ただし、この場合も52円でだせるのは12月15日から次の年の1月7日までに差し出されたものに限られますので忘れずに期間内に出してくださね!

2017年の郵便料金の改定2 定形外郵便物の料金の値上げと値下げ

2つ目の料金改正の変更点は、定形外郵便物の料金についてです。

もともとは一番長い辺が60cm以内で3辺の合計が90cm以内、そして4kg以内なら定形外郵便物として出すことができていました。

そして改定前は最小サイズの基準も設定されていました。

しかし、今回の改定で定形外の郵便物は新たなサイズの基準が設けられて、その規格内と規格外で2種類の値段が設定されました。

その規格とは、長さ34cm以内、横25cm以内、厚さ3cm以内、重さは1kg以内です。

これよりも小さい郵便物であればこれまでの定形外料金とほぼ同じで送ることができ、しかも150g以上の場合は、改定前より料金が20〜30円安く値下げになります。

この規格を超える定形外の郵便物については規格外となり、規格内のものよりだいたい+80円くらい料金が高くなり、改定前と比べると80円〜150円の値上げとなります。

新しい料金をこちらにまとめておきますね!

2017年6月以降の定形外郵便物の新料金

定形外郵便の規格:長さ34cm以内、横25cm以内、厚さ3cm以内、重さは1kg以内

定形外郵便物の新料金 規格内

50g以内 120円 (改定前120円、変更なし)
50g超えて100g以内 140円 (改定前140円、変更なし)
100g超えて150g以内 205円 (改定前205円、変更なし)
150g超えて250g以内 250円 (改定前250円、変更なし)
250g超えて500g以内 380円 (改定前400円、20円の値下げ)
500g超えて1kgまで 570円 (改定前600円、30円の値下げ)
1kg超えて2kgまで 取り扱いなし (改定前870円、取り扱い中止)
2kg超えて4kgまで 取り扱いなし (改定前1180円、取り扱い中止)

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定形外郵便物の新料金 規格外

50g以内 200円 (改定前120円、80円の値上げ)
50g超えて100g以内 220円 (改定前140円、80円の値上げ)
100g超えて150g以内 290円 (改定前205円、85円の値上げ)
150g超えて250g以内 340円 (改定前250円、90円の値上げ)
250g超えて500g以内 500円 (改定前400円、100円の値上げ)
500g超えて1kgまで 700円 (改定前600円、100円の値上げ)
1kg超えて2kgまで 1020円 (改定前870円、150円の値上げ)
2kg超えて4kgまで 1330円 (改定前1180円、150円の値上げ)

出典:日本郵便株式会社プレスリリース 郵便料金等の改定 別紙

ここでレターパックを使ったちょっとお得な送り方をご紹介します。

実はこの定形外の規格の大きさはレターパックライトとほぼ同じ大きさになります。

レターパックライト(全国一律360円)は、重さは4kg以内まで送ることが可能なので、送りたいものの大きさの縦と横と厚さは定形外郵便の規格内だけど、重さが250g以上〜4kg以内、といった場合は、定形外郵便の規格外として送るよりレターパックライトで送った方が安くなります。

郵便物の重さが250gを超えて1kgまでなら20円安く、500g超えて1kgまでなら210円安くなる計算です。

さらに、縦と横の長さは定形外郵便の規格内だけど、厚みだけが3cmを超えて、かつ、重さが500g以上4kg以内の場合レターパックプラス(全国一律で510円)で送ったほうが安くなります。

このレターパックプラスを使う方法だと、

・500g超えて1kgまでなら190円安く
・1kg超えて2kgまでなら510円安く
・2kg超えて4kgまでなら820円も安くなる

計算になります。

サイズや重さによって、定形外郵便で送る方がお得な場合と、レターパックを使うほうがお得な場合がありますので、うまく使い分けたいですね!

2017年の郵便料金の改定3 ゆうメールの料金のサイズ基準が新設

カタログや印刷物、CDやDVDなどを送ることができるゆうメールは、改定前は重さのみで料金が決まっていましたが、今回の改定で大きさのサイズ基準も設定されました。

サイズの基準は先ほどの定形外郵便と同じ規格で、長さ34cm以内、横25cm以内、厚さ3cm以内、重さは1kg以内です。

この規格に入るものであれば、改定前の料金と同じ運賃で送ることができます。

この規格サイズを超えるものは規格外扱いになって、規格内のものより85円〜100円ほど高くなります。

ここにゆうメールの新運賃をまとめておきます!

2017年6月以降のゆうメールの新料金

ゆうメールの規格:長さ34cm以内、横25cm以内、厚さ3cm以内、重さは1kg以内

ゆうメールの新運賃 規格内

150g以内 180円 (改定前180円、変更なし)
150g超えて250g以内 215円 (改定前215円、変更なし)
250g超えて500g以内 300円 (改定前200円、変更なし)
500g超えて1kgまで 350円 (改定前350円、変更なし)
1kg超えて2kgまで 取り扱いなし (改定前460円、取り扱い中止)
2kg超えて3kgまで 取り扱いなし (改定前610円、取り扱い中止)

ゆうメールの新運賃 規格外

150g以内 265円 (改定前180円、85円の値上げ)
150g超えて250g以内 305円 (改定前215円、90円の値上げ)
250g超えて500g以内 400円 (改定前200円、100円の値上げ)
500g超えて1kgまで 450円 (改定前350円、100円の値上げ)
1kg超えて2kgまで 560円 (改定前460円、100円の値上げ)
2kg超えて3kgまで 710円 (改定前610円、100円の値上げ)

出典:日本郵便株式会社プレスリリース 郵便料金等の改定 別紙

ちなみに、先ほど定形外郵便物のところでご紹介したレターパックでの送り方を使うと、ゆうメールの場合は、サイズが規格内だけど重さだけが250gを超えて1kgまでならレターパックライトで送ると40円~90円の得になります。

1kgを超えて3kgまでならレターパックプラスで送った方が50円〜200円の得になります。

状況に応じて送り方を選ぶといいですよね。

まとめ

今回は2017年6月に行われる郵便料金の改定についてわかりやすく解説をしました。

最後にもう一度まとめると、今回の改定では、

・ハガキの値段が52円から62円の値上げ
・定形外郵便でレターパックのサイズより大きいものは80円~150円の値上げ
・ゆうメールもレターパックのサイズより大きいものは85円~100円の値上げ

の大きく3点が変更となります。

たまにしか郵便物を出さない場合は、値上げしたことを忘れていて料金不足で郵便物が戻ってきてしまケースも出てくるかと思います。

大切な郵便物がちゃんと相手に届くように、今回の料金の変更ポイントをしっかり押さえておきたいですね!

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