喉の痛みや熱、結膜炎などの症状がでるプール熱ですが手足口病やヘルパンギーナと同じく小さなお子さんに流行しやすい病気。
もしうちの子がプール熱になったらパパやママにはうつらないのかな?と気になりますよね。
今回はプール熱は大人にうつらないのか?もしうつるなら症状や薬はあるのか?についてまとめていきます!
プール熱は大人にもうつるの?
プール熱と言われる由来は、プールで感染しやすいから。
では、大人はプールにそんなに行かないからうつらないかな?と思いますが、実はプール熱は大人にもうつります。
もちろん、患者さんのほとんどは小さな5歳以下の子どもです。
しかし、プール熱の原因となるウイルスをもった子たちが家に帰ってきて、タオルの共有やドアの取っ手を触ったりするとそこからうつります。
まだオムツをしているこの場合は、便やおしっこにもウイルスが出ているのでオムツ交換の時に感染する可能性もあります。
さらに外でもエレベーターのボタンや階段の手すりなどでプール熱に感染している人が触ったものを触ることでも感染します。
なので、大人の場合はプールでの感染よりも日常生活の中で患者さんが触ったものや排泄物に触れてしまうことで感染する可能性が高くなっています。
プール熱の大人の症状は?
では、大人がなってしまった時の症状はどんなものがあるのか見ていきます。
プール熱は正式名称を咽頭結膜熱といって、症状を合体させた名前になっています。
咽頭=喉、結膜=目、熱
の3箇所に大きな症状がでます。
喉や扁桃腺が赤くはれて痛み結膜炎のように目が充血して痛みや涙や目やにがでたりします。
熱は1日の間に39〜40度くらいの高熱と、37〜38度のくらいの微熱を行ったり来たりするのが4〜5日続きます。
そのほかにも頭痛や腹痛や下痢も伴うこともありますが、大人の場合は、喉の腫れと痛みが強いことが多いようです>_<
プール熱の大人への薬はある?
では、プール熱になった時に特効薬はあるのでしょうか?
現時点ではプール熱の原因となるウイルスを殺す薬はありません。
なので、熱や喉の痛みや結膜炎の症状に対して対処療法として熱を下げる薬や、喉の炎症を抑える薬、目の炎症を抑える目薬などが処方されます。
喉が痛いので水分や食事がとりにくくなり脱水状態になりやすいので水分だけはポカリスエットなどを飲んでしっかりとってくださいね。
予防としては手洗いうがいを徹底すること、子どもとタオルを共有しないことなどを行ってください。
まとめ
今回は大人はプール熱に感染するのか?について見てきました。
子どもの場合はプール熱になると症状が全て消えた後2日は出席停止になりますが、大人はプール熱でも会社などを休まなければいけない決まりはありません。
しかし、ほかの人にうつさないように、熱あったり症状がひどい時は会社を休み、社内で共有するものは利用せず自分専用のものを用意して周りへの配慮を行いたいですね。