妊娠初期は悪阻の症状でなかなか食事がとれなくて「このままでは赤ちゃんに栄養が届けられない」と心配したけど、悪阻が終わると今度は食欲満点!
ついつい食べ過ぎちゃって体重は増えるばかり。体重をこれ以上増やさないために食事制限される方もいますよね。
妊娠中は赤ちゃんのためと多めに食事をとってしまいがちになりますが、肝心なのは量よりも栄養バランスです。
ここでは妊娠期間中の食事のとり方についてお話していきます。
目次
妊婦さんって食事制限するならどんなことが必要なの?
普段はあまり気にしていなかったけど、妊婦になってから食事管理を気にするようになる方も多いですよね!
妊婦だからといって今までの食事を全て見直す必要はありませんが、今までよりは気を付けることも少なからずあります。まず気を付けてほしいのは塩分量です。
妊婦の時期は多めに栄養を必要とするため食事量が普段より増え、塩分の摂取量も増えます。
適度な塩分は必要ですが、塩分の取り過ぎは妊娠中毒症のリスクを高めるため、普段よりは気持ち少な目で塩分を控えるようにしましょう!
もう一つ気を付けてほしいのは糖分です。
甘いスイーツ、みなさん大好きですよね!全く食べてはいけないというものではありませんが、取り過ぎは妊娠糖尿病に繋がります。今までよりは甘いものも控えめにしましょう!
妊娠中毒症や妊娠糖尿病はママだけでなく、赤ちゃんにも影響が出るものです。偏った食事を見直し、バランスよく栄養を取るように心がけましょう!
妊婦の食事でおすすめなのは?
一番いいのはバランスの良い食事ですが、中でも積極的にとって栄養素と言えば、鉄分、葉酸、カルシウムです。
鉄分
妊娠中は赤ちゃんに血液を送るためにママの体は貧血になりやすい状態です。貧血の影響で赤ちゃんに十分な酸素や栄養が上手く送れなくなってしまいます。貧血にならないためにも積極的に鉄分を摂取しましょう。
鉄分はほうれん草、切り干し大根、海藻類に多く含まれています。
しかし鉄分は単体だと体に吸収されにくいので、ビタミンCやたんぱく質の一緒にとると吸収されやすくなります。
(オススメ料理)
・じゃこ+ほうれん草のお浸し
・切り干し大根+昆布+酢で酢の物
葉酸
葉酸は赤ちゃんの成長には必要な栄養素です。妊娠初期から積極的に取り入れましょう!
葉酸の多く含まれる食べ物は、ブロッコリー、ほうれん草、豆類、キウイフルーツ、イチゴなどがあげられます。
(オススメ料理)
・ひじき+豆類で炊き込みご飯
・ブロッコリー+好きな野菜でポトフ
カルシウム
カルシウムは骨格の形成に必要な栄養素です。赤ちゃんの骨を作るためにママの体からカルシウムが赤ちゃんに供給されるため、カルシウムが不足しがちです。意識して摂取するようにしましょう!
カルシウムが含まれる食べ物はシシャモ、桜えび、ヨーグルト、ゴマなどがあげられます。
(オススメ料理)
・桜エビと豆類の炊き込みご飯
・小魚の甘辛煮
妊婦が食事で食べてはいけないものとは?
アルコールやカフェインは言われなくても皆さん分かっているかと思いますが、他にも気を付けたい食材もあります。ここでいくつかご紹介します。
生肉
生ハムやユッケ、レバ刺しなどの生肉はトキソプラズマに感染する恐れがあります。
トキソプラズマは普通であれば感染しても問題ないものですが、妊婦が感染すると、赤ちゃんに水頭症や先天性障害が起こる可能性があります。
加熱が不十分なレア肉も感染の恐れがあるので、お肉を食べるときは十分に加熱するようにしましょう!
大きな魚
マカジキ、本マグロなどの大きい魚や、金目鯛などの深海魚には水銀が含まれています。
普段摂取する分には徐々に体外へ排出されるので問題ないですが、胎児は水銀を排出することができないので、影響をうけてしまいます。
全く食べてはいけないものではないのですが、食べ過ぎに注意し、量を控えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
妊娠中は赤ちゃんのことを考えるあまり、神経質になってしまいますが、一番は栄養バランスが大事だということです。
どんな食材であれ、食べ過ぎは良くありません。栄養の偏りに気を付け、バランスの取れた食事を心がけるようにしましょう!