骨折と言っても、軽いヒビが入った程度のものから、粉々に砕けてしまうものまでいろいろあります。
なので骨折の度合いによっても治療は異なってきます。
骨折というと強い衝撃によって引き起こされるイメージがありますが、打ちどころによっては意外なことで骨折してしまうこともあるんですよ。
特に子供が高い場所からジャンプして着地に失敗してしまった時の骨折や転んでしまって手をついた時に手首を骨折してしまう例も多いです。
骨折の痛みはどのくらいの期間続くの?
骨折した場所は強い痛みを感じ、また出血や炎症により腫れも起こります。
外見から見て骨折してるのか判断つかない場合でも、患部を動かそうとしたり、軽く押してみた時に強い痛みを感じ、それと同時に腫れが出てきた場合は骨折している可能性が大きいです。
骨折による痛みは医師の処置によってだいぶ軽くなりますし、骨折の度合いによっても差がありますが、大体1週間くらい続くと考えておいていいでしょう。
また腫れ自体は2~3週間で引いてくると言われてますが、腫れがある期間は強い痛みはないにしても、多少の違和感がまだあるので、トータル的には2~3週間は辛抱が必要になるでしょう。
骨折の痛み止めの薬ってどんなものを飲んだ?
病院で処方されることが多いのはロキソニンという鎮痛剤です。
ロキソニンは痛みを和らげるだけでなく、消炎や解熱の作用もあることから使われることが多いようです。
しかし骨折というのは骨が折れている状態なので、骨が完全にくっつくまでは、歩いた時や動かした時の振動によって多少の痛みは付き物です。
また、痛みは人によって感じ方が様々なので、処方された鎮痛剤を使わなくても平気の方もいれば、飲み薬だけでは効かないという方もいます。
痛みを強く感じる方の場合には痛み止めの注射をしたり、痛み止めの座薬を処方されることもあるようです。
骨折の痛みの原因と緩和させる方法!
骨折するとなぜ痛みが出るのか考えたことはありますか?実は骨自体には痛みを感じる神経はありません。しかし骨折をするとすごく痛みますよね。
この痛みというのは骨そのものが発している痛みではなく、骨の周りにある骨膜や筋肉、靭帯、血管から発せられてる痛みなんです。
骨折をするということは、骨が折れるくらいの大きな衝撃が加わったということ。
つまりそのくらい強い衝撃が加わるということは、折れた骨の周りの組織にもそれなりの損傷が起きています。その組織の損傷が痛みとして脳に信号をおくるわけです。
痛みの原因はお分かりいただけたと思いますが、この痛みというのがまた厄介なものなんですよね。
痛みの度合いによっては我慢できないものから、我慢できるがチクチクした痛みが続き、物事になかなか集中できない、または睡眠も妨げられたりで仕事や勉強に支障がでることもあります。そこで少しでも痛みを和らげられるとだいぶ楽になります。
まず痛みを和らげる方法として、腫れや熱を持っている場合は冷やすのも効果的です。ビニール袋に氷水を入れ、患部を冷やし過ぎないようにタオルで包みながら冷やすといいでしょう。
また睡眠時は、むくみや血液が集中することにより、ジンジンした痛みが出る時もあるので、その場合は骨折した場所を少し高くしてあげるのもいいです。
先ほどもお話しましたが、痛み止めが処方されているのであれば、それを上手く使うことも必要ですし、痛み止めが効かない場合は、痛みを和らげるためにも医師に相談することをお勧めします。
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骨折の痛みや期間まとめ
骨折したというだけでも普段の生活に支障がでるのに、それに痛みが加わると更に日常の生活が困難になります。
痛みは人によって感じ方が違いますし、処方されたお薬も体質によっては効きやすい薬、効きにくい薬があるので、痛みがひどい場合は我慢せずに、医師に相談するようにしましょう!