犬の去勢は早いほど良いし、病気の防止などメリットばかりだというのが定説ですが、ペットを愛する飼い主さんなら、手術に不安があっても当然です。
「犬のストレスにならないか?」「術後のケアが自分にできるのか?」など、初めての去勢手術なら疑問は尽きませんよね。
飼い主さんが手術に関してちゃんとした知識を持っていれば、わんちゃんも安心です。
そこで今回は、犬の去勢後の経過やケアの仕方についてまとめてみました!
目次
犬の去勢の術後、散歩やシャンプーはいつからしてもいい?
去勢手術を無事終えた後は、傷跡の経過を見るために1日動物病院で安静にしたのち、犬も飼い主も、ほっと息をつくひまもなく退院となります。
わけもわからず全身麻酔をされ、いままで自分の一部だったものを取り去られて、「不安や恐怖でふるえてるに違いない・・・!」と思いますよね?
もちろんそういうわんちゃんもいるはずですが、私の周りで聞く話では、「うちの犬は、けろっとして、元気でびっくりした!」という意見が圧倒的に多いです。
でも、いくら気持ちの面で元気そうだからと言って、散歩に行きたそうでも、犬の体が汚れてしまっても、体の負担は相当なもの。
散歩やシャンプーは、術後1週間は待ちましょう。
犬の去勢の術後、腫れはどのくらいでひいてくるの?
去勢手術をしたあとは、腫れることがありますが、これは治療が必要な炎症ではなく、よくあることなので安心してくださいね。
最近去勢手術をした知り合いのオスのトイプードルは、術後すぐはちょっと腫れがありましたが、エリザベスカラーという、傷口をなめるのを防止する首輪をちゃんとつけていたので、それ以上悪化することもなく、3,4日で完全に治っていました。
逆に、「傷口は腫れもしなくてきれいだし、うっとうしそうだから」とエリザベスカラーをつけさせずに過ごすと、傷口を舐めて化膿したり、何らかの感染症まで発症してしまうこともあるので、エリザベスカラーは、抜糸するまでちゃんとつけさせてください。
犬の去勢の術後の経過を詳しく教えて!心つもりをしておきたい!
犬の去勢手術は、手術自体はオス犬で15〜30分、メス犬で45〜60分だと言われています。
術後は、たとえ犬が元気そうにしていても、激しい運動や散歩、シャンプーを控え、エリザベスカラーを必ずつけて、抜糸後の過ごさせ方は医師と相談しましょう。
特に大切なのは心のケアなので、術後はいつもよりスキンシップを増やしてあげて、「もう安心だからね」ということをじっくり分からせてあげてくださいね。
また、食事の面に関しては、去勢手術後のストレスでしばらく下痢や嘔吐してしまうこともあります。
去勢により行動が落ち着き、運動量が減りますが、食事量がそのままだと肥満や糖尿病につながるので、体重管理に気をつけましょう。
まとめ
犬の去勢の術後は、元気そうにしていても、激しい運動や散歩、シャンプーは一週間は控えましょう。
傷跡の腫れはよっぽど心配ありませんが、舐めて悪化しないように、エリザベスカラーを必ずつけましょうね。