昔から誰でも一度は聞いたことのある子供の代表的な病気の一つと言えば、おたふく風邪。
最近では予防接種がだいぶ浸透してきて、ひと昔前のように大流行することは減ってきているようです。
とはいえ園などでは度々目にしますよね?
うちの子も園でもらってきて、まさにおたふくのような顔に…
そこで今回は意外と詳しくは知られていないおたふく風邪について書いてみたいと思います。
目次
おたふく風邪の症状で子供の場合どんな特徴がある?いつまで出席停止?
おたふく風邪とはウイルスによって耳の下の耳下腺というところが腫れて、まさにおたふくのように見えることからそう呼ばれている病気。
主な症状はこの耳下腺の炎症で、腫れは顎のラインにかけて強く見られます。
しっかり腫れる子もいればあまり目立たない子もいますので、急に食欲が落ちて頬や耳の下辺りを触ると痛がるようならおたふく風邪を疑ってください。
また指定感染症ですので、登園・登校は耳下腺等の腫れが始まってから5日以上が経過し、全身状態がよくなった後と定められています。
でも腫れが引いていることが第一条件ですので、無理は禁物です!
おたふく風邪の症状を詳しくしりたい!熱と痛みと腫れの経過とピークは?
耳下腺の腫れと痛みのピークは発症してから2日目と言われていますが、3日目には治まってきます。
しかも必ず両方が腫れるとは限らず片側だけが腫れたり、時間差で左右が腫れてきたりと個人差があります。
腫れの大きさが左右で違うことも。
初期症状では頭痛や首に痛みを感じることもあります。
熱に関しては38℃前後と比較的低いことが多く、ほとんど熱が出ない子も…
我が子も熱はあまり上がらず、腫れと痛みの方が激しかったようです。
口を開けるのもつらかったようで、静かにしくしくと泣いていた記憶が…
子供が痛みに耐える姿はかわいそうですよね。
おたふく風邪の症状は予防接種していると軽い?予防接種済みでもかかる?
任意の予防接種で8割ほど防げるようですが、全くかからないわけではありません。
でも重症化を防ぐには十分ですし、やはり症状も軽くて済みます。
副作用として稀に無菌性髄膜炎を発症することがありますが、安静と点滴で治ることがほとんどなのであまり心配はいりません。
それよりも合併症が多い病気のため、接種で難聴や脳炎を防ぐ方が大事かなと思います。
効果が出るまでに時間を要しますので、流行前に接種することがおススメ!
また思春期以降の男子が睾丸炎を併発すると将来不妊に繋がるとして、私の周りの男の子のママは大体が接種させていますね。
まとめ
誰もが知っているそんなに心配のいらない病気という認識が強いおたふく風邪ですが、合併症が多い危険な病気でもあります。
できれば早めの予防接種でリスクや症状を軽くしてあげたいですね。