一歳半検診での子どもの発達チェックに、積み木を積むという簡単なテストがあります。
まだ一歳半の子どもでは特定のおもちゃで遊ぶということをする子も少ないのに、積み木を積むテストってどういう意味があるのでしょうか。
積み木は何個積めなくてはいけないのか、積めないと何か子どもの発達に問題があるのか気になりますよね。
積めない子どもにやらせてみた遊びの中で、効果的な方法もあるんです。
1歳半検診で積み木は何個積めないといけないの?
積み木を積むテストでは、子どもの指先の発達を調べています。
3個積めると良いらしく、検診の時は4個置いてありました。
私が集団検診に行った時に置いてあった積み木は、思っていたより小さめの積み木でした。
おそらく大人の想像しているサイズより一回り小さい積み木です。
小さな子どもの指でつまめる大きさの積み木で、「これを積んでね」と保健師さんにお手本を見せてもらった後、同じように子どもが積みます。
積んだ後に保健師さんが崩すのですが「もう一度してみて」と言われて、2,3回一生懸命積んでいました。
我が家には積み木がなくて「積む」ということをしたことがなかったのですが、言われるうちに意味が分かって楽しそうに積み木で遊んでいました。
1歳半検診で積み木ができない子にママがしてあげられることは?
積み木が出来ないからといって、わざわざ積み木を買う必要はありませんよ。
見てると分かりますが、子どもっておもちゃじゃないもので遊ぶのが好きですよね。
親が普段触っているものは特に興味津々です。
おもちゃを買ったとしても親が思っているようなやり方で遊ばないことだってあります。
積み木を積もうとして上手くつめかなった子の場合は、指先を使っていないということも考えられます。
ひょっとして危ないから、壊されるのが嫌だからと、制限しすぎてはいないでしょうか。
親が見守ってあげて危なくない範囲で、子どもに好きなもので好きなように遊ばせてあげることは大切です。
積み木にこだわらず、パズル、ブロックなど子どもが興味を持てるもので親子で遊んでみると良いのではないでしょうか。
1歳半検診で積み木をさせる意味とは?
1歳半検診での積み木を積むというテストには、指先の発達以外の意味もあります。
勿論、小さな積み木を指でつまめるかどうか、指先の発達も重要ではあります。
それだけではなく「積み木を積んでみて」と言われた言葉の意味を理解しているのか、積んだ積み木が崩れてしまった時に子どもがちゃんと反応をしているか、積み木を積むという行動を通して子どもの心の発達も見ているんです。
ですから、絶対3つ積めないとダメだというわけではないんです。
積み木のない子、積んだ経験のない子も検診にはたくさん来るはずです。
親子で日々遊んだり関わりを持っていれば、それほど心配することもありません。
まとめ
検診のために積み木を買って子どもに与えることには、あまり意味がありません。
どんなおもちゃもですが、買って与えるだけで子どもの心や体が成長をするような知育おもちゃはありません。
子どもと一緒に楽しく遊ぶ中で、自然と指先の発達も心の発達もしていくものですよ。