わっ!子供の足が臭い!臭いの原因と対策まとめ!靴の洗い方も

子供 足

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男児、女児、幼児・小学生・思春期を迎えた子などを問わず、子供の足が臭うことに衝撃を受けたパパやママは多いのではないでしょうか。

体質? 多汗症? 靴が悪い? 水虫? など、いろいろな可能性を考え、デリケートな問題に発展しないようにどうすればいいのか悩んでしまいますよね。

今回は子供の足の臭いの原因と対策、靴の洗い方などについてまとめました。

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子供の足が臭い!なぜ納豆みたいな臭いがするの?水虫?

私の娘3歳も足が臭う時があります。湿度と気温が高い日、保育園の園庭で元気に遊んで帰ってきた時は特に臭います。

それほど強烈なにおいではありませんし、許容範囲(むしろ臭いフェチのママには堪らない)においなのですが、やはり女の子なので将来が心配です。

しかし、子供によっては次のようなケースもあるようで、かなり悩んでしまう親御さんもいるようです。

・靴を脱いだ瞬間、モワッと強烈な臭いが辺りに広がる
・納豆みたいなにおいがする
・消臭剤を使っても直ぐに靴の臭いが復活する

これは靴の中で菌が繁殖している証拠です。汗や皮脂汚れ、新陳代謝によって剥がれ落ちた古い皮膚や垢は菌にとって最高のエサになります。また、靴の中は蒸れやすく、湿度が高く、温かいので菌が繁殖しやすい環境になります。

子供の靴の中は「エサ」「温度」「湿度」が揃った、細菌にとってとても住み心地のいい格好の繁殖場所なんですね。

・足の間、爪の間などに汚れが残っている
・靴下を履かない
・中敷きを使わない
・脱いだ靴を充分に乾燥させない
・靴をあまり洗わない

こうした「ついついやってしまいがちなこと」が靴の強烈な臭いの原因になってしまいます。菌の中には納豆菌と同じような臭い物質を作出する菌もいるため、納豆のような臭いがするケースもあります。

なお、こうした「私達の周りに普段から存在する菌」や「子供の新陳代謝」などが原因になる他に、「水虫」といった爪の病気が原因のケースもあります。

親が水虫で悩んでいて風呂マットやタオルなどを共有しているような場合は、子供でも水虫になっているケースがあります。

子供の足の臭いの他に、爪や皮膚などの状態をよく観察してみてください。心配な場合は皮膚科で診てもらうといいですよ。

子供の足が臭い時の重曹や酢を使った対策方法

足が臭う原因は、汗や皮脂汚れがエサになって細菌が繁殖し、多くの細菌が臭いの原因物質を作り出してしまうことです。

つまり「エサとなる汚れを取り除く」「臭いの原因になる菌が作り出したものを除去する」「殺菌して菌を除去する」という3つがポイントになります。足からこれらの3つの要素を取り除いてやればいいんですね。

【対策1】エサとなる汚れを取り除く

毎日、風呂で足を綺麗に洗いましょう。必ず湯船に足をつけ、汚れを浮かせてから足の指の間、爪の間も洗います。

子供はくすぐったいと笑ってなかなか洗ってくれないかもしれません。でも、手洗いの歌などがありますよね? それを歌いながら「足の指も一緒なんだよ?」と教えて自分で洗うように促してみてください。

人に触れられるとくすぐったくても、自分で触れれば平気なこともあります。また、キャラクターもののスポンジなどを利用して洗うと小さな子供でも綺麗に洗い上げることができますよ。

【対策2】臭いの原因になる菌が作り出したものを除去する

菌が作り出す臭いの原因物質は主に脂肪酸と言われる酸性の物質です。この物質が足に付着していると、足が強烈に臭うのです。

ですから、靴を脱いだ後、重曹を溶かしたぬるま湯を作って足をつけ込みましょう。酸性の脂肪酸とアルカリ性の重曹のお湯が反応して中性になり、臭いが軽減されます。

ただし、15分くらいは付けておかないと効果がありません。じっとしていられない子供はちょっと難しいかもしれませんね。おやつを食べさせたり、DVDを見せながら足湯に浸からせるといいかもしれません。

重曹は非常に弱いアルカリ性で、即効性は期待できません。ゆっくり進む中和反応を待たなければなりませんし、15分以上足を漬けていても完全に臭いを消し去ることはできません。

長時間、足をつけていられない場合はできるだけ足を漬けさせた後、丁寧にタオルで汚れをぬぐい取るようにしたり、お風呂で綺麗に洗い流す習慣をつけましょう。

【対策3】殺菌する

殺菌する、といっても子供の足を強力な酸性の水溶液につけ込んだり、除菌スプレーを直接吹きかけたりできないですよね。

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こんな時には「酢」を溶かしたお湯が有効です。ぬるま湯に「酢」を混ぜて足湯に浸かるように足を漬けます。細菌が繁殖しにくい酸性の環境に足をつけ込む、という対策になります。

ただ、これも30分くらいは漬けておく必要があります。子供にはちょっと難しいかもしれませんね。特に夏場は嫌がられてしまうと思います。

一応、こうした重曹や酢を利用した対処法はありますが、短時間で即効性を期待できる方法ではないので「外から帰ったら、お風呂場で足を洗う」という習慣を付けるのが一番いいかな、と思います。

子供の足の臭いをとるためのミョウバンや石鹸を使った対策方法

子供の足の臭いをとる方法として「ミョウバン」が挙げられることがあります。これは安価に購入できる焼きミョウバンを水に溶かし、それを薄めて足にスプレーすることで「制汗」する対策です。

汗の量が減るので靴の中が蒸れたり、汗に含まれているミネラル分が細菌のエサになることを抑制することになります。

ただ、新陳代謝が活発な子供の足に、ミョウバンを吹きかけて汗腺にフタをし、汗を出さないようにするというのはお勧めできる方法ではありません。

また、焼きミョウバンは少量の水と激しく反応して発熱します。保存方法などを誤ると事故に繋がることもあります。ご注意ください。

制汗剤を使用する場合は、ミョウバンを購入するより市販の制汗剤を活用する方がお手軽かもしれませんよ。

次に、石鹸を使った子供の足の臭い対策を紹介します。これは至ってシンプル、お湯に浸した足を石けんで洗う、という方法です。

石けんは弱アルカリ性です。前の項目で「細菌が活動して作り出す臭いの原因物質は脂肪酸で、酸性のもの」と紹介しましたよね。酸性の物質に、石けんの弱アルカリ性をぶつけることで中和させ、臭いを軽減することができます。

また、石けんには汚れを落とす効果もありますから、足に付いている汗や皮脂汚れなどを取り除けます。「帰宅したら風呂場で石鹸を使って足を洗う」これだけでも臭いが軽減されますよ。

なお、デオドラント石けんなど消臭効果を謳う石けんも多く販売されていますが、子供の足の臭いについては、普通の石けんで毎日洗えば問題ありません。

どうしても気になる、という方は入浴時に「パパイン酵素入浴剤」を利用してみてください。これは、パパイヤから取れる酵素(未精製のものは脂肪・糖・タンパク質を分解する力を持っている)を活用して開発された入浴剤です。

このパパイン酵素入浴剤は独特の香りがしますが湯に溶かすと気にならなくなります。皮膚を傷付けることなく、余分な皮脂を分解して落としやすくしてくれるので、体臭軽減効果はもちろん、美肌効果も期待できます。加齢や入浴回数が少ない介護の現場などでも活用されていますよ。

パパイン酵素入浴剤を活用すると子供だけで無く、家族全員の体臭・美肌効果を期待できるのではないでしょうか。

子供の足が臭い時は靴もチェック!洗い方は?

子供の足が臭う時は、足をケアするのも大切ですが、靴を洗うことも大切です。

・靴下を履く
・中敷きを使って、こまめに取り替える
・通気性のいい靴を履く
・脱いだ靴はしっかり乾燥させる
・最低でも週1回は洗う
・同じ靴を連続して履かず、複数の靴をローテーションさせて履く

こうした対策が欠かせません。靴の中に「菌」「エサ」「湿度」という条件を揃えないように心掛けましょう。

靴を洗うときは「浸け置き洗い」がお勧めです。特に、汗や皮脂に効果がある「衣料用漂白剤(酵素系漂白剤)」に漬け込むといいですよ。

私は娘の靴(布製)を次のような方法で洗っています。

1.泥汚れを水洗いで落とす
2.衣類用「泥汚れ部分洗い洗剤」で靴の外側、中敷き、中を洗う
3.衣料用漂白剤(酵素系漂白剤)を溶かした湯に30分つける
4.ブラシで擦り洗いした後、湯ですすぐ
5.タオルで水気を拭き取ってから干す

洗った後、生乾きにならないように「タオルで水気をとってから干す」のもポイントだと思います。よかったら試してみてください。

まとめ

子供の足の臭いは、ほとんどが活発な新陳代謝や汗が原因です。靴をこまめに取り替えたり、しっかり洗うことで軽減できますよ。

ただ、小学校高学年~思春期を迎える頃になると汗腺の働きが活発化するのでどうしても臭いが気になってしまうと思います。

こうした場合でも「靴下や靴をこまめに取り替える」「毎日、入浴して綺麗に洗う」という基本は変わりません。過度に気にする必要はありませんが、地道な対策を毎日、とるようにしましょう。

また、汗や皮脂に効果のある洗剤や入浴剤を使うのもいいですよ。自分に合う対策を見付けてくださいね。

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