梅雨に入ってじめじめした日が続く時期に、
「あの人はどうしているかな?」
「元気にしているかな?」
「そういえば、あの人にお礼の手紙を書かなきゃ」
と、手紙を書く機会もありますよね。
手紙を書くときに一番困るのが、
「手紙の書き出しと締めの言葉をどうするか」
ではないでしょうか?
ここでは、自分らしい自然な手紙になる、梅雨の時期におすすめの手紙の書き出しと締めの言葉をご紹介していきます!
梅雨入りの時に手紙で挨拶をするには?
手紙を書くのがちょっと苦手だな・・・
と思うのは、きっと手紙の書き出しと締めの言葉をどうしたらいいかわからないからではないでしょうか?
よくマナー本とか手紙の書き方の本にのっている
「拝啓」
「梅雨の候」
「皆様にはいよいよご清栄のこととお慶び申し上げます」
などを使わなくてはいけないのかと思うと、どれが今自分が書こうとしている手紙に最適なのかが判断できないし、なんか堅苦しい感じがしてしまいますよね。
その手紙をもらった人も、
「ああ、いつものテンプレートね」
くらいにおもって、読み飛ばしてしまうくらいかもしれません。
これなら、送る方も送られる方も良い事なしです。
せっかく心を込めてお手紙を送るのですから、少しでも相手に喜んでもらえるような、ちょっと心が和んでもらえるようなお手紙にしたいですよね。
それならば、その決まり文句やかしこまった書き方をやめてみるのをオススメします!
自分らしい言葉で本当に思った事を書いて、「ああ、自然だな。私らしいな」と思える手紙にしてみませんか?
いろいろな方からお手紙をもらいますが、記憶に残っているものは、やはり格式ばった言葉ではなく、自分の素直な気持ちが書かれている方のお手紙です。
送られる方のお気持ちに寄り添って、
「こんな風なお手紙の方が喜ばれるかな」
「嬉しい気持ちになってくれたら私もうれしいな」
という想いをこめて書かれたお手紙は、暖かい気持ちも一緒に相手の方に伝わります。
では実際に書き出しはどうしたら良いのか?一緒にみていきましょう。
書き出しはどうする?
お手紙の書き出しは、
「お天気や季節の移り変わり」
「自分や家族の近況」
を普段自分が使う言葉で書くと相手に響きやすくなります。
・雨降りの日が続きますね。これだけ続くと洗濯物が乾かなくて困ってしまいます。
・雨降りが続くと外に出るのがちょっとイヤになってしまいますね。
・今朝、とてもカラフルな傘をさしておれる方をみかけて、なんだか元気をもらいました。
など、季節や天候にまつわる
「自分の行動」や、
「感じた事や気持ち」
「これからやろうとおもっていること」
などを書くと自分らしさを出しやすくなります。
わかりやすい基本の形としては、
「ここ数日、○○ですね。お元気ですか?」
「最近、○○と感じます。いかがお過ごしですか?」
「今朝、○○の花が○○に(お花の様子、元気、綺麗になど)咲いているのを目にして○○と思いました。」
などが書きやすいかもしれませんね。
この基本の形に、自分の日常の事や最近の出来事を自分の普段使う言葉で書いてみると、相手が「あっ、この手紙読みたいな!」という気持ちになりますよ。
慣れてきたら基本の形から離れて自由に書いていくといいですね。
結びは?
では、締めの言葉はどうしたらいいでしょうか?
締めの言葉は、相手の事を気遣う言葉を入れるのがおすすめです。
・体調を崩しやすいこの時期、どうかご自愛ください。
・お体を大事におすごしください
などがありますね。
もうひとつ、おすすめなのが、
「お手紙を送る相手の方と一緒に何かをしたときの思い出」
を入れるという方法です。
・あなたと一緒に過ごしたときの事を思い出すんですよ
・思い出したら思わずにっこりしてしまいます
・またあなたと一緒に時間を過ごしたいと思っています
というような
「あなたの事をたまに思い出しているんですよ」といわれると、「ああ、わたしのことを気にかけてくれている人がいるんだ」思えて、ちょっと幸せな気持ちになるのと、「ああ、この人は私の事を大事に思ってくれているんだな」ということが伝わります。
例えば、
「あなたと一緒にツツジをみにいった時の写真をみては、楽しかったなと思い出しています」
「一緒にたべにいったあのケーキおいしかったですね。そのお店を通るたびにあなたのことを思い出しています」
など、その方と“一緒に共有した何か“と“あなたの事を思っていますよ”ということを締めの言葉として使うのもおすすめです。
こうすることで、手紙の書き始めから終わりまでが、自分らしい自然で肩肘張らないお手紙になりますし、なによりも、もっと気持ちが伝わる手紙になりますよ。
まとめ
自分らしい言葉で、背伸びをしていない自然体のあなたでお手紙を書く事で、そのお手紙をもらった相手が
「ああ、このお手紙はなんか素敵だな」
「自分のために書いてくださったお手紙なんだな」
と嬉しい気持ちがより一層ふくらむお手紙にして送りたいですね。