偏頭痛は突然襲うので、病院に行くひまがなく、ついつい市販薬に手が伸びてしまいがちです。
最近では、市販が認められた成分の種類がどんどん増えていくにつれて、頭痛薬も多様化し、「どれが偏頭痛に一番効くのだろう?」と、店頭で悩む人も多いのではないでしょうか。
さんざん悩んだ末、決して安くはない値段で購入した頭痛薬が効かなかった場合は、心底がっかりしてしまいますよね。
今回は、偏頭痛に効く市販薬や、薬が効かなかった時の対処法についてまとめました。
偏頭痛にいい薬で市販で買えるものってロキソニン?
頭痛薬と聞くと、私が最初に思い浮かべるのは「ロキソニン」です。
ロキソニンは、確かによく効く鎮痛剤ですが、実は偏頭痛にはほとんど効かないんです。
偏頭痛は、脳の血管が拡張することによって起こるので、痛みを鎮めるのでは根本的な治療にならないんですね。
その時の痛みをとにかく和らげたい、ということであれば、ロキソニンは良い一時しのぎにはなりますが、薬で根本的な治療をしたいなら、血管を収縮させる作用のある専門の薬を服用するのがベストです。
そういった作用のある薬は、残念ながら市販薬にはなく、病院で処方してもらうしかありませんが、とにかく痛みがひどい時には、鎮痛作用の強い市販薬「ロキソニンS」を飲む方も多いようですよ。
偏頭痛の薬が効かない時は?
市販薬はほとんど効きませんが、処方してもらう薬も合う合わないがあるので、そんな時はどんな対処法が良いのでしょうか。
私の夫は、ひどい偏頭痛持ちですが、あまり薬が効かない体質なので、いつもコーヒーを飲むようにしています。
出勤前に雨が降っているなどして気圧が低いときや、ショッピングモールなど照明が明るく偏頭痛が引き起こされやすい場所に出かけるときは、朝食の時や車内でよくコーヒーを飲んでいます。
残念ながら、カフェインは偏頭痛の予防にはならず、痛みを感じてすぐに飲むタイミングが重要です。
このタイミングさえ間違えなければ、夫の場合は効果を感じているのでおすすめですよ。
実際に処方された種類や名前は?副作用は?
夫は、いつもコーヒーでなんとかなっているし、処方される偏頭痛の薬は高い、と噂に聞いたことがあったので、病院には行っていません。
それで、知り合いの偏頭痛持ちの方に聞いたところ、なんと保険適用内で一錠につき千円もする薬を処方されたそうです。
それは、アマージという商品名の、トリプタン製剤と呼ばれる種類の頭痛薬で、鎮痛ではなく、脳血管を収縮する作用があるので、とてもよく効いたそうです。
鎮痛剤の副作用で、胃が荒れたりするのはよく知られていますが、偏頭痛の専門薬であるアマージにはそういった副作用はないようです。
アマージは確かに高価ですが、効き目は確かで副作用もないですし、一錠で24時間効くのでおすすめだそうですよ。
まとめ
頭痛薬というとロキソニンが有名ですが、偏頭痛には、根本的な治療にはなりません。
薬が効かないときは、コーヒーなどでカフェインを摂ってみてください。
処方されるトリプタン製剤は、高価ですが、効き目は確かなのでおすすめです!
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