猫の発情期って、オスが特に大変ですよね。
なんといっても、メスにはない「スプレー行為」では、トイレ以外の場所でもところかまわず、強いにおいの尿をかけられるので、飼い主さんは「もう嫌〜!」と、音を上げたくなってしまいますね。
また、メスを求めてどこかに行って帰ってこなかったり、メスに相手をしてもらえないと必要以上に(笑)落ち込んだり・・・。
今回は、飼い主さんも困ってしまう、発情期のオス猫の行動や対策についてまとめてみました。
猫が発情期になるとオスの行動や食欲ってどうなる?
オス猫の発情期は、メスが発情するところから始まります。
メスが発情し、体臭を出したり、変な声でオスを呼べば、オスはそれに呼応して発情期に入ります。
オスは、においや声をたどってメスを探すようになり、落ち着きなく外をうろうろしながら「まーお、まーお」と鳴くようになります。
メスを探しているときは、そのことだけに集中しているので、あまり飼い主に甘えてくれなくなったりして、ちょっと寂しかったりもします。
また、メスに拒否されたり、メスを巡るオスとのバトルに負けたりすると、あまりのストレスで禿げたり、ろくに餌を食べなくなったりします。
猫ってのんきでいいな、と思っていましたが、実は猫の世界も結構なストレス社会なんですね。
家出することって多いの?
猫が発情期になると、オスが家出してしまうことはとてもよくあります。
特に、まだ若いオス猫が初めて発情すると、勝手もわからないまま、我を忘れて「ぴゃーっ!」と家を飛び出して行ってしまい、気が付いたら全く知らない町にいて、帰ってこれなくなった、というのはよくある話です。
うちの弟猫は、生後8か月頃、姉猫の発情期に、姉猫の首筋を噛んだりし始めたので、「これは、どこかのメス猫の鳴き声をたどって迷子になる日も近いな!」と思い、首輪の下の方に小さく連絡先を記入しておきました。
メスは、ちょっとオスを探して外出することがあっても、すぐ戻ってきてくれますが、オスは何日も帰ってこなかったり、けんかしてきたり、縄張り争いでピリピリしたり、どんどんこじらせていくので厄介です。
去勢後の発情期はどう変わるの?
猫の発情の対策で、最も有効なのは、やはり避妊・去勢手術であるといわれています。
我が家ではしていませんが、しているおうちの猫ちゃんはやはり行動も落ち着きますし、生殖器がないと罹る病気も減るし、スプレーなどの粗相も防げるので、いいことずくめみたいですね。
去勢手術をしても、スプレーをやめなかったり、変な声で鳴いたりしつづける場合もあるようですが、1割の猫は去勢が効かない体質にあり、あきらめるしかないこともあるようです。
また、一度発情期を経験すると、手術後も発情期の行動をしつづけてしまったりするので、獣医さんに相談して、早めに手術を受けさせると確実です。
めとめ
猫が発情期になると、オスはスプレーで濃いにおいの尿を部屋中にかけたり、相手をしてもらえないと落ち込んで禿げたり、食欲がなくなったりします。
去勢後は行動も落ち着き、スプレーしなくなるオスがほとんどなので、早めに手術を受けさせると良いですね。