赤ちゃんを持つママなら一度は悩まされるのが「乳児湿疹」。
湿疹ができたときの月齢や、脂漏性湿疹・乾性湿疹・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーによる皮膚炎…など湿疹の種類によって、原因や対策も違ってきます。
そんな乳児湿疹の原因の例として、お母さんが食べたものを母乳を介して赤ちゃんが摂取したり、粉ミルクの成分に反応したりすることで湿疹が出る、という説を聞いたことはないでしょうか?
「うちの子の乳児湿疹、ひょっとして食べ物やミルクが原因なのかな?」
そんな不安を持つお母さんのために、今回は乳児湿疹の原因と対策についてまとめてみました。
乳児湿疹の原因と対策を簡単に知りたい!
乳児湿疹は、ほぼすべての赤ちゃんが一度は経験すると言われています。
最も多いのが「脂漏性湿疹」で、生後3〜4ヶ月頃に、お母さんからのホルモンの影響で皮脂分泌が過剰になり、毛穴が詰まることで発症します。
この湿疹の特徴は、かゆくないから赤ちゃんは不快でない、ということです。
生後3〜4ヶ月以降、肌のバリアが弱まり、乾燥することで肌荒れが起き、そこから細菌が入って発症するものを「乾性湿疹」といいます。
また、肌のバリアが弱まることで、ダニやホコリなどアレルゲンに反応して起こる「アトピー性皮膚炎」にもなりやすくなります。
「乾性湿疹」や「アトピー性皮膚炎」の特徴は、かゆいし繰り返すところです。
乾き、ダニ、ホコリなど外的要因の場合は肌を清潔に保ち、保湿します。
それでも治らない場合、「アトピー性皮膚炎」のうち、食物アレルギーによるものも疑う余地があります。
ママの食べ物のせい?
私は完母で育てていますが、生後4ヶ月頃まで乳児湿疹がひどかったので、「ひょっとして母乳の成分にアレルギーがあるのかな?」と疑ったことがあります。
そこで、母乳のアレルギー品目について調べてみたところ、「卵・牛乳・小麦・大豆など」とあり、あまりに基本的な食材だったので愕然としました。
とりあえず、母乳の栄養のために積極的に摂っていた卵と納豆を一切食べないことから始めましたが、湿疹が良くなることはなく…。
「6ヶ月になったらアレルギー検査が受けられるから、それまでは、清潔にすることと保湿をがんばろう!」と思い、濡れたガーゼで顔を拭いては、ワセリンで保湿することを繰り返し、部屋の湿度を高める努力も続けました。
そして現在、息子は5ヶ月ですが、乳児湿疹はほとんどなくなりました!
お母さんは、食物アレルギーを含め、さまざまな要因を疑って、できることから試していってみましょう。
ミルクのせい?
母乳を介してアレルギーを引き起こす場合は、お母さんが徹底してアレルゲン摂取をやめるか、食後母乳をしぼったり、粉ミルクに替えたりする方法があります。
しかし、粉ミルクにも、特有の「ミルクアレルギー」というものを引き起こす、牛乳の成分が含まれています。
ミルクアレルギーでは、湿疹だけでなく、摂取した直後に下痢や血便になるのが大きな特徴です。
ミルクアレルギーは、2000人に1人という割合で、そう多いものではありませんが、アナフィラキシー症候群も引き起こす怖いアレルギーです。
粉ミルクに限らず、離乳食や、洗濯洗剤、ベビーローションなど、初めてのものを赤ちゃんに与える時は、なるべく少量ずつにし、直後の様子を観察しましょう。
まとめ
まずは、清潔にする・保湿する、など出来ることを徹底して続けましょう。
初めてのものを赤ちゃんに与える時は、必ず少量ずつにし、直後の様子をしっかりと観察してあげてくださいね!
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