クラミジアは、最もポピュラーな性病であり、患者数は近年急増していると言われています。
ですが、クラミジアにかかって自覚症状がある人は、女性では二割程度とも言われており、「クラミジアかも・・・?」と思って来院する人はほとんどいないようです。
私自身もクラミジアにかかりましたが、膀胱炎で来院したらたまたま見つかっただけで、まったく自覚はしていませんでした。
そこで今回は、クラミジアになるとどんなかゆみがあるのか、また膀胱炎や不正出血との関連性についてまとめてみました。
クラミジアの症状で女性にはかゆみはあるの?
クラミジアは、多くは性交渉によりクラミジア菌に感染して起こる性病で、避妊のためのゴムをしない性行為などをしたら誰でも感染しうる、身近な性病です。
進行しないとほとんど無自覚なのも、クラミジアの怖いところですが、私も、クラミジア菌が尿道にまで広がり、膀胱炎を引き起こすまで、全く気が付きませんでした。
その時は、膀胱炎特有の、排尿時の痛痒さのようなものがあったので来院したのですが、調べてみたところ、クラミジアの初期症状として、外陰部のかゆみがある人もいるようです。
クラミジアになると、おりものが多くなるので、外陰部が炎症を起こしてかゆみを引き起こすのだそうです。
こういった初期症状で、いち早く気づけるといいですよね!
膀胱炎にもなりやすい?
クラミジアになり、しばらく放置していると、クラミジア菌は膣から子宮、卵管、また尿道などにも進行していくので、そのまま膀胱炎になる女性は多いと、お医者さんに教わりました。
特に、クラミジア菌が胎児にまで進行すると、胎児が肺炎になってしまうリスクが発生しますし、又膀胱炎になってしまっても、漢方薬くらいしか飲めず、妊婦さんもつらいので、妊娠中はクラミジアにならないように気を付けたいですね!
私は、妊娠中このような配慮をせず、ゴムなしで性行為をしており、内診ではよく、「おりものの状態があまりよくないね」と言われていたので、今になってとても反省しています。
出血があったらどうする?
クラミジアにかかると、クラミジア卵管炎を引き起こし、不正出血が起こることがあるそうです。
「性病で出血・・・、これってかなり進行しているのかな?」と不安になるかもしれませんが、クラミジアは抗生剤をちゃんと服用すれば治る病気です!
大切なのは、クラミジアでなくとも「不正出血」があれば、必ずお医者さんに行くこと。
クラミジアを放置しないこと(エイズや淋病になるリスクが高まります)。
そして、治っても、移し合いにならないように、パートナーと一緒に治療すること。
これらを知識として覚えておいてもらえたら嬉しいです。
まとめ
クラミジアによるかゆみには、おりものの増加による外陰部のかゆみや、膀胱炎の併発による排尿時のかゆみがあります。
不正出血があれば必ず受診し、クラミジアと診断されたら、お医者さんの言う通り、治るまで正しく行動しましょう!
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