猫の目が暗闇で光るのは、猫を飼っている人のひとつの楽しみでもありますよね。
飼っていなくても、夜道で野良猫と出会った時、目からビームを出す様子を面白がって写真を撮ってみたり・・・。
見る角度によって光る色も違ったり、目自体の色は同じ猫同士でも、光る色は別々だったり、猫の世界は本当に奥深いです。
そこで今回は、猫の目が光る理由や、病気の可能性の有無、色の変化などについてまとめてみました。
猫の目が光るのはなぜ?
猫が夜行性というのはよく知られていますが、そうなると狩りをするのも、当然夜の時間帯になります。
そこで、獲物を照らし視るため、夜のわずかな光を、特別な網膜を使って二倍に反射させることで、目からビームを出すことができるというわけなんです。
また、猫の目がくりくりと大きいのは、暗闇の中でもたくさんの光をあつめるためでもあるのだとか。
あんなキラキラした大きなおめめが、飼い主に「わたしかわいいでしょ?」と媚びを売るためではなく、狩りの実用性のために進化したものだったとは驚きです!
人間でも、虹彩が動くことで夜は瞳が大きくなりますが、夜型生活をするように年月かけて変化していったら、あんな目に進化していくのでしょうか。
病気のときもある?
猫の目が光るのは病気、というのは聞いたことがなく、調べてみましたが、そういう事例はあまりないようです。
ですが、「赤色に光る」という場合は、特殊なケースがふたつほど考えられるという話をきいたことがあるので、ご紹介します。
うちの子は赤色に光るよ!という人はぜひご参考にしてみてくださいね。
一つ目は、その子の視力が悪くなっている、という場合。
暗闇でなくとも、瞳が赤っぽかったり、以前より赤くなっている、という場合は、視力が落ちている可能性が考えられます。
二つ目は、目自体の色は同じ猫同士でも、一匹は赤色に光り、他方はほかの色に光る場合。
顔の毛色が白など薄い色だと、メラニン色素の関係で、写真で目が赤くなってしまうことがあります。
人間でも、白人さんの目が写真で赤く光ることがありますよね。
色はどんな色で光ったり変化する?
うちの猫は、シャム猫で目がゴールドですが、暗闇だと真っ白にぴかーっと光るので、ちょっとびっくりします。
我が家では、田舎の方で半外飼いにしているのですが、夜中に外にいるのを見かけると、目を思いっきり光らせながら山を散策しているところだったりするので、「あ、あなた野生動物だったのね。」と妙に納得させられます。
完全な暗闇ではなく、室内の暗がりなどで見ると赤色に光ったり、角度によっては緑色に光ったりするので、状況や個性によって光り方はさまざまです。
オッドアイでなくても、左右で違う光り方をする子もいるみたいですが、個性なので心配はいりません。
野良猫を見かけたり、猫好きさんと話したりしていると、緑色に光る猫が結構多いみたいですね。
まとめ
猫は、獲物を照らし視るため、夜のわずかな光を、特別な網膜を使って二倍に反射させることで、目を光らせることができます。
病気の可能性は考えにくいので、どんな光り方でも、その子の個性だと考え、楽しみましょう!
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