子どもの水いぼの治療のために皮膚科に行ったら、ピンセットで水いぼを取るのではなくて塗り薬のリンデロンを処方されたという人もいます。
痛い治療ではなくてほっとする反面、水いぼは取らなくては治らないと思っていた人の場合、塗り薬で治るのか気になりますね。
このリンデロンはどんな薬なのでしょうか?
病院に行かなくても、市販薬で水いぼに使える薬ってあるのでしょうか。
目次
水いぼの薬でリンデロンってよく処方されるの?
リンデロンは皮膚の炎症を抑えるための薬で、水いぼで処方される一般的な外用薬です。
薬の効果としては炎症によるはれや赤みを抑えることと、かゆみや痛みを和らげる効果があり、湿疹や皮膚炎によく処方される薬です。
薬としても強さとしては5段階中で3番目ですので、ステロイドではありますが短期的に使う分にはそれほど心配することはありません。
比較的効果も高く副作用が少ないので、よく処方される薬のようです。
リンデロンに含まれるステロイドが肌の炎症を抑えて、抗生物質が炎症の原因となっている菌類を退治する働きがあります。
ステロイドを含む薬ですので、病院で処方された時には注意事項をしっかり確認して、指定された期間だけを使います。
水いぼの薬で市販で買えるものってある?
リンデロンで水いぼがなくなったという声も聞きますが、リンデロンは薬局では買えませんので皮膚科で処方してもらうしかありません。
市販薬の中ではリンデロンにとても近い効果を期待できるのがベトネベート軟膏です。
主成分はリンデロンと同じで吉草酸ベタメタゾンステロイドが使われていますが、抗生物質の種類が違います。
リンデロンにはゲンタマイシンという抗生物質が配合されており、ベトネベートにはフラジオマイシンという抗生物質が配合されています。
どちらも抗菌作用がある成分ですので効果もよく似ています。
どうしても皮膚科がお休みでみてもらえない時には、ベトネベート軟膏を試してみるのも一つの手ですね。
できれば初めて水いぼできた時は皮膚科のお医者さんにみてもらって薬をもらいましょう。
そして、もしまた次に水いぼができてしまった時に残りの薬を塗ってもいいかを確認しておくと安心ですよ。
水いぼの薬で子供にも使えるものと大人に使えるものは違うの?
水いぼに使われるリンデロンはステロイドと抗生物質を含む薬ですので、使い方には注意が必要です。
大人に処方されたものをそのまま使うことはできません。
特に子どもの肌というのは大人よりも薄いため、薬の成分の吸収率が高くなってしまいますので、医師の処方通りに使う必要があるんです。
同じリンデロンでも大人が使う場合より子どもに処方する場合は少し弱い作用のリンデロンが処方されます。
ただステロイドは怖いからと、言われた量以下を使うことには意味がありません。
医師に言われた使い方をしないとまた再発したり悪化することもあります。
使う量や回数を守って使うことで効果も期待できるので、自己判断で使う・止めるは一番避けたいことですね。
ステロイドはお医者さんと相談して指示通りに
ステロイド剤というと使うことに抵抗があるお母さんも少なくはありませんよね。
部位によると水いぼはかゆみもあって、かきむしって悪化させたり寝ている時にかゆがって子どもがかわいそうだということもあります。
症状がひどい時には、薬に頼って治すことも大切ですよ。
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