子供がインフルエンザにかかると「一週間は覚悟しないと!」と思ってしまいますよね。そして悩むのが「お風呂は大丈夫?」「一週間入らない?!」「いつからなら大丈夫?」ということです。
インフルエンザでお風呂はどうすればいいのか、調べてみました。
インフルエンザのときお風呂で感染する?
小さなお子さんは親が一緒にお風呂に入りますよね。親がお風呂を一度で済ませるために、兄弟・姉妹も一緒に入る、というケースがよくあります。わが家では、夕食後、夫が帰宅する前に母子(姉妹)3人でお風呂に入っています。
兄弟・姉妹で入らせて、その間に母親が家事を済ませる、という家庭もあるかもしれません。
ですが、インフルエンザだと「親子・兄弟・姉妹でうつる?」ということが心配になります。
ですが「インフルエンザは高温多湿に弱い」とも言われています。インフルエンザはお風呂でうつるのでしょうか?
結論から言えばうつることは充分ありえます。「お風呂は大丈夫!」とおっしゃる方がいますが注意してください。
インフルエンザの主な感染経路は「飛沫感染」です。インフルエンザに感染している人がくしゃみをした時、その飛沫の中に多くのウイルスがいます。
これを吸ってしまったり、手を介して口に入ったりすると感染してしまいます。
・お風呂で子供を抱っこしている時にくしゃみをされた
・子供の鼻水を拭いた後、もう一人の子供に触れた
こうしたことでインフルエンザに感染する可能性は充分あります。
小さなお子様がインフルエンザに感染した時はお風呂も充分、注意が必要です。
親子で入ることはあっても、兄弟・姉妹で一緒に入ることは避けた方が無難と言えますね。
ちなみにわが家で長女がインフルエンザに感染した時は次のような順番でお風呂に入りました。
(1)次女は脱衣所で人形遊びをしている
(2)私と長女がお風呂に入り、長女はシャワーだけで済ませる
(3)長女を脱衣所へ出し、人形と一緒に次女がお風呂に入る
(4)湯船に次女が浸かって人形遊びをしている間に、長女の体を拭き、髪を乾かす
(5)長女が布団で横になっている間に、私が体を洗い、次女の体を洗って出る
3歳の次女を一人にするのが心配で、どうしても一緒にお風呂に入ることになってしまいましたが、極力、同じ空間に二人が一緒に居る時間を作らないようにしました(この時は幸い、次女は感染しませんでした)。
インフルエンザのときお風呂はいつから入ってもいい?
インフルエンザは高熱が出ます。汗をかきますし、肌が弱い子供などはかゆみを訴えたりして「完治するまでお風呂禁止」は辛すぎますよね。
基本的には、熱が下がったらお風呂に入っても大丈夫です。ただし、次のようなことに注意します。
・体力を消耗するので短時間で済ませる
・熱い湯に長時間浸かることはしない
・脱衣所を温めて、お風呂と脱衣所の温度差をできるだけなくす
・髪の毛はちゃんと乾燥させる
・入浴後はしっかり水分をとって休む
・フェイスタオルやバスタオルは家族と別のものを使う
体が弱っている時に疲れることは禁物です。さっとお風呂を済ませ、面倒でもドライヤーを使って髪はちゃんと短時間で乾かすようにしましょう。湯冷めは大敵です。そして水分補給をしてゆっくりと休みましょう。
わが家で長女がインフルエンザに感染した時は、初日2日間(38.5~39.5℃の熱が出ている時)は「体がだるい」「頭が痛い」と言って寝たままで、ほとんど起き上がらなかったのでお風呂はなしでした。
お風呂大好きで、入ると遊び続けてなかなか出ない娘なので体力消耗が心配で、熱が下がった3日目から簡単なシャワーにして、5日目から湯船に入るようにしました。
お風呂で遊ぶ次女を羨ましがって不機嫌でしたが、我慢も必要かな、と思いました。
インフルエンザのときお風呂は家族が先?後?
ウイルスが生き続けるには宿主となる人や動物が必要です。インフルエンザウイルスの場合、およそ15分以上、寄生する相手から離れていると死滅する、と言われています。
その一方で「条件次第では数時間にわたって生き延びることもある」という研究発表もあり、明確なことは解っていません。
また、ウイルスは熱に弱い、と言われていますが「ウイルスが死滅するほどのお湯」には人も入ることができません。
お風呂のお湯でウイルスが死滅するとは言えません。
こうしたことから考えると、家族が先にお風呂に入り、インフルエンザに感染した人は最後にさっとお風呂を済ませるようにするのがベストですね。
小さなお子様の場合は、まず、感染していない子を先にお風呂に入れて親も髪や体を洗い、インフルエンザに感染した子は後でサッと済ませる程度がいいと言えます。
なかなか難しいケースが多いと思いますが、理想は感染した子が最後ですね。
インフルエンザは飛沫感染や接触感染(くしゃみの飛沫がついたテーブルや柱などに触れた手から感染)が原因で広がります。感染した人と一緒にお風呂に入ったり、タオルを共有するようなことは避けるようにしましょうね。
まとめ
インフルエンザウイルスは「高温多湿に弱い」「高温多湿で死滅する」のではありません。
お風呂であっても注意が必要です。
部屋の湿度と温度を高めにして「喉や鼻など粘膜の機能」の「免疫力」をベストな状態に維持することを心がけ、マスクや手洗いうがいといった予防策をとって感染しないように注意しましょうね。
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